(1)フィルムの現像

1.現像液

 おすすめは富士フイルムのスーパープロドール(SPD)。これはとにかく現像が早い(3〜5分)。その割には粒子も粗くならない、温度管理も結構ずさんでもかまわない。等々の特徴があります。まあ、現像むらには気をつけて欲しいところですが。これが心配なら、スタンダードなところでコダックのD-76。たいていのフィルムはこの処方に合わせた温度管理等のデータがでてますので安心の一品です。

 現像時間はちょっと長め(9〜6分)なんで少しくらい攪拌を忘れても気にしなくてすみます。他に標準タイプでは富士フイルムのフジドールEがあります。こちらの方がD-76より値段は安いかな。でも大抵はSPDが一番安いはず。

2.停止液

 酢酸液を使うことがお勧めとされてますが、現像液の排出後、水洗で十分ではないかと思います。

3.定着液

 フィルムの定着には、硬膜定着剤入が望ましいです。これがないと乳剤面に傷が付きやすくなります。ここは富士のフィジフィックスか、スーパーフィジフィックスでしょう。フジフィックスは定着に10分くらい、スーパーフジフィクスは3〜5分くらいなので、お急ぎの方はスーパーフジフィクスがいいかもしれません。値段はフジフィックスの方が安いです。ただしスーパーフジフィクスは定着時間が長すぎると、現像した銀画像まで落としてしまうので、現像が淡くなってしまいます。それほどあわてないときはフィジフィックスのほうがいいかもしれませんね。

 定着したのにしっかり定着できてない場合は定着液の疲労がありますが、これはだんとつにスーパーフジフィクスが少ないです。フジフィックスは40〜80本/2リットルと言ってますが、10本もやったら交換した方がいいでしょう。

(2)印画紙の現像

(WP、RP、RC紙用です。バライタ紙用は異なります)

1.現像液

 よく使うのはイルフォードのマルチグレードデベロッパー。液状で1:9で希釈すればいつでもお手軽に使えます。1瓶\800位でしょうけど、リットル単価では一番安いはずです。希釈なんで温度管理も比較的楽です。富士フイルムならコレクトールE。これは粉末から作った原液を使用の際1:1で使用します。どちらも現像時間は60〜90秒。

2.停止液

 フィルムと違って印画紙の現像液はアルカリ度が高いので停止液は必要です。おなじみの酢酸を使用します。どこのメーカーでもいいんで、1.5%の酢酸液を使いましょう。

3.定着液

 バライタ紙以外、硬膜定着剤は必要ありません。現像のプロセスの場合、現像が60〜90秒で終わってしまうので、フジフィクスのように定着に5〜7分も時間がかかる定着液を使うと定着バットに、印画紙がどんどんたまってしまいます。ここは迅速に定着のできる、イルフォードのハイパムフィクサーやサイバーグラフィクスのスーパーオリフィクスを使用しましょう。どちらも液状で1:4で希釈して使います。定着時間が30〜45秒なので流れ作業で進められます。

(3)その他

1.フィルム水洗促進剤

 定着後のフィルムは20〜30分水洗してくださいとなっています。水ももったいないし時間もないのでこれを短縮するのが水洗促進剤です。富士フィルムの富士QWがあります。これを使うと、予備水洗30秒、QW促進浴1分、水洗5分ですみます。

2.フィルム用水きり剤

 フィルムを乾燥させる際、水滴がつくとフィルムの水滴ムラができます。これを少なくするのが、フィルム用水きり剤です。富士フィルムのドライウェルがあります。

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